2015年の国立社会保障・人口問題研究所による25歳〜34を対象にした「結婚意思のある未婚者に対する独身でいる理由」調査結果を見てみると、男性・女性ともに第１位は「適当な相手にめぐり会わない」(男性の45.3％、女性51.2％)でした。男性第２位「まだ必要性を感じない」(29.5％）、女性第２位「自由さや気楽さを失いたくない」(31.2％)に大きく差をつけています。
これは逆に言うと、「適当な相手にめぐり会えば結婚したい」ということになります。さらには「まだ必要性は感じないけれど、理想の相手とめぐり会えれば結婚したい」「自由や気楽さを多少失ってでも、理想の相手となら結婚したい」という心理も読み取れます。
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「適当な相手との出会い」の出会いはありますか？
「適当な相手にめぐり会わない」が独身でいる理由だとして、「適当な相手」とはどのようなお相手なのでしょう？その第１条件は「結婚の意思がる相手」であるということです。20年、30年前でしたら結婚適齢期の男女が交際し、結婚するというのが当然だと考えられていました。世間的にもそうでしたし、当の本人たちもそのつもりでした。しかし、今は結婚に関する考えが多様化し、交際したからといってお相手が結婚を望んでいるとは限らない場合もあるのです。
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「結婚の意思がある相手」をしっかり選べていますか？
では、なぜ適当な相手にめぐり会わないのでしょう？それは環境が整っていないから、チャンスが圧倒的に減ったからです。昔は会社では社内旅行や社内運動会、飲み会のようなイベントが今よりも頻繁に行われていました。地元の町や村の行事も盛んでした。ちょっと面倒なこのようなイベントは実は男女が仲良くなる場でもあったようです。それに、若い男女のお見合いを世話をするのが好きな人もよくいたようです。
